「アダルトな女たち」
8月1日~5日 赤坂レッドシアターにて上演 企画・脚本・演出=江頭美智留 出演=セクシー寄席 他 *日替わりゲスト出演男性 8月1日(水) 中村優一 8月2日(木) 清水順二(30-Delux) 8月3日(金) 三上真史 8月4日(土) 河合龍之介 *昼夜公演とも出演 8月5日(日) 黒田アーサー*昼夜公演とも出演 各種プレイガイド及びWAHAHA本舗にて発売中 「アダルトな女たち」チラシ表 拡大はこちら 「アダルトな女たち」チラシ裏 拡大はこちら WAHAHA本舗 公式サイト セクシー寄席 オカンへの手紙風 日替わりブログ セクシー寄席 愛の劇場 DHE株式会社 (旧デジタルハリウッド・エンタテインメント) カテゴリ
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女なのに「りんたろう」と名乗る友達がいる。 私が福岡でプータロー生活を送っている時に知り合った為 気が付けば何となく一緒にいて、もう一人の女友達の家で明け方まで飲み明かし 夕方まで寝たり起きたりグダグダしては、また夜を迎え、今日は金がないからと 近所に200円で買える弁当屋があったので、そこで飢えをしのいだりといった 「狭いながらも楽しい我が家」的なアットホームではあるけれど どうしようもない自堕落な生活を思い出してしまうのである。 そんなある日の夜、彼女は言った。 「ちんぽ地蔵に行こうぜ」 ちんぽ地蔵・・・なんだそれは。 当時、今の私では考えられないが 「ちんぽ」なる言葉を発する事は、年間あるかないかの人生だった。 だからその時の衝撃といったらないのである。 更に友達は言った。 「まんこ地蔵もあるんだぜ」 ま・・・ま・・・ま・・・ ちんぽが出てこない人生なのに、まんこが出場するわけがないのである。 口に出すことすら出来ないでいるウブでかわいらしい私を車に乗せ りんたろうは街灯すらない道をゴトゴトと走り出した。 車に乗ること20分。 小さな神社に辿り着いた。 夜の神社には灯りがなかったので、車のヘッドライトを点けたまま鳥居をくぐると 大きな声でりんたろうは言う。 「ほら、これがちんぽ地蔵ばい」 彼女が指差す先に、直径50センチのドでかい木彫りのちんぽが鎮座していたのである。 「よかちんぽに恵まれますようにって言いながらさすると、彼氏が出来るばい」 みんながさする為、テッカテカに光っているちんぽ地蔵をさすりながら にやつき顔でりんたろうは言った。 恐る恐る手を伸ばす私。 「よ・・・よ・・・よかちんぽに恵まれますように・・・」 言ってみれば大した事はなく、何だかスッキリした味わいである。 「この奥にまんこ地蔵があるんばい」 ヘッドライトの光がかすかに届く場所に、小さなお地蔵さんが10体ほど並んでいた。 何の変哲もない普通のお地蔵さんである。 するとりんたろうがお地蔵さんの赤い前掛けをはぐりながらこう言った。 「ほらここにまんこが書かれとるんばい。すごかろう?」 見てはいけないものを見てしまったような気がした。 しかしりんたろうは、何の悪気もなくピラピラと前掛けをはぐり ヒャヒャッと笑っている。 こうして私とちんぽ地蔵との遭遇は終わったのである。 ほどなくして。 私は当時とっても気になっていた人と運命的に結ばれ、それから数年間の おつきあいをしたのである。 恐るべし、ちんぽ地蔵。 十数年たった今、こんなに男性との出会いが少ないとなれば これまたあの神社に行かんといかんなぁと思っていた矢先 りんたろうからミクシーにメールがあったのである。 随分前に彼女は結婚していたが、子供がまだらしい。 「またちんぽ地蔵行かんといかんね」 私達の合言葉の様になっている。 今もまだ健在なのか、ちんぽ地蔵。 そして一日も早くそのご利益を授かりたい私である。
by onnatachi
| 2007-06-14 20:24
| 矢原加奈子
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